地籍調査

地籍調査とは?

地籍調査とは、一筆ごとの土地について、その所有者、地番及び地目の調査並びに境界及び地籍に関する測量を行い、その結果を地図及び簿冊に作成することをいいます。

地籍調査はなぜ必要なの?

土地に関する記録は、法務局(登記所)にある公図や土地登記簿により管理されていますが、公図や土地登記簿は100年以上前の明治初期に行われた地租改正事業の結果を基礎に作られたと言われています。

本来、公図及び土地登記簿は土地の現況と一致していなければならないものですが、公図と実際の土地を比べ形や大きさが異なっている場合が多くあり、また、土地登記簿の面積・地目も正確ではない場合があります。

そこで、地籍調査を行い、地籍にかかる不備を改善し、国土の利用、整備開発、その他土地に関する様々な施策の基礎資料として利用するために、早急に整備を図る必要があります。

地籍調査の効果

・災害復旧の迅速化

災害等の後でも元の位置が容易に確認でき、迅速な復旧に役立ちます。

・土地取引の円滑化

境界が明確になるので、土地の売買や分筆、合筆などの円滑化に役立ちます。

・土地境界をめぐるトラブルの未然防止

境界が明確になるので、境界紛争とのトラブルを未然に防止することに役立ちます。

・公共事業の円滑化・コスト縮減

土地の境界確認作業が容易にできるため、道路、下水道などの整備の円滑化に役立ちます。

・課税の適正化

面積が正確に測定されるため、課税の適正化に役立ちます。

地籍調査の進め方

宅地・農地(構造改善実施区域以外)等、約6㎢を26地区に分割し、1地区3年間の計画で実施します。

1年目の工程

・調査準備と説明会

・道路・水路調査

・一筆地測量[前半]

2年目の工程

・一筆地測量[後半](土地所有者等の立会いにより、境界等の確認をします)

・地籍測量(一筆ごとの正確な測量を行います。)

3年目の工程

・地籍図・地籍簿の作成

・閲覧(地籍簿と地籍図の案を閲覧にかけ、誤り等を訂正する機会を設けます)

・登記事務

地籍調査全体計画
※国土交通省の「地籍調査Webサイト」をご覧になることができます。

この記事に関するお問い合わせ先

建設環境課 建設農地係

〒390-1188
長野県東筑摩郡朝日村大字古見1555-1
電話:0263-99-4103 ファックス:0263-99-2745
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