朝日村歴史民俗資料館について
朝日村歴史民俗資料館は、朝日美術館の建物の2階にあります。
第1展示室は「民俗資料」、第2展示室は「考古資料」を主に展示しています。
縄文土器資料
朝日村内には縄文時代の遺跡が数多く確認されています。その中でも、当館が立つ場所には「熊久保遺跡」があり、多くの住居跡から数々の土器や石器が出土しています。また「山鳥場遺跡」、「氏神遺跡」から出土した資料も併せてご覧ください。
注目すべきは、埋甕に施された美しい文様「唐草文」や、灯りを灯した「釣手土器」、浅間山麓にみられる「焼町式土器」のすばらしい造形美、県宝となった「顔面装飾付深鉢形土器」、愛らしい表情を持つ土偶など、450点以上をご覧いただけます。
民具など昔の暮らしを知ることができる
朝日村のこれまでの暮らしを知ることができる、村民から寄贈された様々な生活に関するモノ、産業に使われたモノなどを展示しています。
山林が村内87%を占める朝日村では、少し前まで林業が盛んに営われていました。普段の生活では目にしない大きな鋸や、山の仕事では欠かせなかった背負子。戦時中の衣類なども比較的良い状態でご覧いただけます。地元小学生は見学学習の際、夢中になるのは、昭和の時代つい最近まで使われていた「黒電話」や「洗濯機」。農耕具などは、村内では、今若い就農者が実際に使って農業にチャレンジしています。ほかの地域との違いなどを見つけることも学びのひとつです。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 美術館担当
〒390-1104
長野県東筑摩郡朝日村大字古見1308
電話:0263-99-2359 ファックス:0263-99-3624
更新日:2025年04月01日