愛鳥週間と野生動物保護について
愛鳥週間について
1947年(昭和22年)に鳥類保護の推進母体として日本鳥類保護連盟が結成された際に、国民の愛鳥保護思想を高めるために、米国の鳥類学者オースチン教授の提唱により、当初は4月10日を「ハードデー」、1950年(昭和25年)からは5月10日から16日までを「愛鳥週間」と定めています。
野生動物保護について
野鳥や野生生物は「鳥獣の保護及び管理並びに狩 猟の適正化に関する法律」によって保護されています。
保護は、人間が捕まえたり餌を与えたりすることではなく、自然の中で生きることに人間が関与しないことが求められています。
また、許可なく捕獲、飼育などを行うと法律で罰せられることがあります。
ヒナを拾わないでください。
野原や森林、あるいは、山といった自然豊かな場所だけではなく、街中やビルが立ち並ぶ都市部でも野鳥の姿を見かけます。
しかし、野鳥が「野生動物」であることを忘れてはいけません。
つまり、犬や猫と違い、いつも自分たちの力だけで生きています。だから、勝手に捕まえて飼育したり、鳥かごに閉じ込めて餌を与えてはいけません。
春先、植物などほかの生き物が活発に活動するように、野鳥類も餌が豊富なこの時期に子育てをしています。
ひなを見つけた時には、近くには親鳥が必ずいます。
そのままそっとしておいてあげることが大切です。