朝日村の農業について聞きました
インタビュー【JA松本ハイランド】
意欲的な生産者が多く所得も高く安定しています。
足立 靖 さん
松本ハイランド農業協同組合朝日支所
営農生活課長
兼朝日地区営農センター長

朝日村の農業の特徴を教えてください。
朝日村は準高冷地の気候に適したレタス、キャベツなどの葉洋菜を中心に、白菜、ブロッコリー、スイートコーン、ズッキーニなど、さまざまな品種がバランス良く栽培されています。例えばレタスは、3月に定植し5月に出荷が始まります。これを繰り返し、同じ畑で年に2~3回収穫できるので、収益性は長野県でもトップクラス。意欲的な生産者が多く、所得も高く安定しています。
生産者のまとまりも良く、20~30代は青年部、40~60代は壮年部、その上は実年部を組織し、活発に情報交換や最新技術の勉強などを行っています。生産者同士のコミュニケーションがここまで活発な地域はなかなかないと思います。特に青年部は農業を始めて間もない人もいるので、スキルアップを目指した情報交換や仲間づくりには特に積極的で、とても活気があります。
JA松本ハイランドとして生産者のサポート体制をどのように整えていますか。
苗や土づくり、どんな肥料、品種が良いのかなど栽培に関することから農地の貸し借りまでさまざまな相談にのり、細かな指導・支援を行っています。確定申告時の経営指導、作付面積を増やせば1反歩あたり数万円の補助、営農資金のローン相談、農業用ハウスのリース事業など、農家経営をしっかり支える体制も整えています。
さらに農業後継者の支援策として、子や孫が農業を継ぐと1軒あたり20万~40万円の支援金を提供する親元就農支援事業も行っています。
朝日村で農家を継ごうか迷っている人にアドバイスをください。
新たに農業を始めるのは不安もあると思いますが、農地ホスピタルというJA子会社で栽培研修も行っています。しっかりとした支援体制があるので安心して戻ってきてほしいですね。朝日村の農業の魅力は、自分の考え次第、そして頑張れば頑張っただけ収益が上がること。とてもやりがいのある仕事だと思います。自然相手なので難しい面もありますが、消費者においしいもの、品質の良いものを届けようという思いで生産すれば必ず所得が上がると思います。頑張って取り組んでいただきたいですね。
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更新日:2025年04月17日