わたしたち、移住しました。【移住者リレー 001】

更新日:2025年08月01日

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移住して3ヶ月!山森さんのこれからはじまる朝日暮らし

神奈川県横浜市から2025年3月に移住してこられた山森さん。

恒治さん(50代)・輝華さん(40代)・祐来くん(10代)の3人家族です。

ご夫婦ともに転職を伴った山森さんの【空き家賃貸×子育て世代】の移住について、お話を伺ってきました。

移住しようと思ったきっかけは?

(恒治さんの)両親の実家が南木曽町にあり、夏休みのたびに家族で訪れていました。子どもも小さい頃から、そこに暮らす近所の子たちとの、横浜ではできない自然の中での遊びを毎年楽しみにしていて。

それに、コロナ禍を経験して、「電信柱とマンションしか見えない、人との関わりも少ない土地」での生活に疑問を抱いたことも、大きなきっかけになりました。

なぜ朝日村を選んだのか?

南木曽の家も考えたんですけど、築100年を超える古い家で、そこに暮らすのは現実的だと思えず…少しでも土地勘のある南信~中信の範囲で検討している中で、地域を決めるより先に、朝日村のこの家が見つかりました!

移住までに準備したことは?

移住を考え始めてまず最初に、家と仕事を決める必要があると思い、動き始めました。

いろいろな自治体のホームページなどで情報を集める中で、2024年3月に朝日村の空き家バンクでこの物件を見つけて。「ここだ!」と思ってすぐに役場に連絡。その月のうちに朝日村を訪れて、実際に物件を見せてもらいました。

その後も、朝日村の移住担当者とのWEBでの移住相談なども利用しながら、他の地域でも引き続き家を探していましたが、4回ほど村を訪れてみて、10月頃にはついにこの家に住むことを決めました。

家の修繕についても、空き家バンクを利用して見つけた家だったので、大家さんの方で「空き家回収補助金」を利用してキッチンの流し台と洗面台を直してくださって。

家を決めたのとほぼ同時に、奥さんの就職先も決まりました。子どもの学校のことも考えて、4月までには移住をしたいと考えていたので、そこからは自分の退職手続き、新しい仕事探しや家の契約、引っ越し準備など、かなりバタバタしましたね。

ご両親のお仕事は、どうやって探しましたか?

恒治さん:移住前と同じ建設業への転職を考えていたので、リクルートエージェントと長野の就職支援のイベントにも参加しましたが、結局は自分で気になる会社に連絡して、そこで決定しました。

輝華さん:私も、気になっていた会社のインスタグラムにちょうど求人が出ていて。直接問い合わせて面接していただきました。いろいろな会社を探してはいましたが、そこで採用が決まったので、他の就職活動は一切しませんでした。

朝日村に移住してきて、最初の印象は?

この家に決めたきっかけにもなった、家の前に広がる景色には本当に満足しています。

マンションは狭くて子供専用の部屋もなかったので、ここにきて初めて自分の部屋が持てました。でも、好きな場所で宿題したりしてるよね。

【床の間の脇に、松の意匠と組子細工が美しい書院風の飾り障子がしつらえられたこの和室で、机に向かう時間が祐来くんのお気に入りなのだそう。座卓は南木曽の家から。素敵なコラボです。】

自然環境は厳しい部分もあるとは思いますが、自然から感じる生命力や季節感など、自分でコントロール出来ない贅沢さを感じています。家で過ごすなかでこの静かさには、まだちょっと慣れないですけどね。笑

実際に暮らしてみて、どうですか?

駅が近くにないこと以外は、生活にさほど不便を感じていません。

風の強さと砂埃で、引っ越したばかりの春先は洗濯物が外に干せませんでした。でも、ご近所さんから「レタスが始まるまでだよ。」と教えてもらいました。

一軒家はマンションと比べてやることが多くて、家事が増えた気がしますが、家族で分担するようになりましたね。

(両親の)帰宅が以前よりも早くなったので、家族の時間がとれるようになるかなと想像していたけど、まだいろいろ慣れなくて、あっという間に寝る時間です。

子どもは新しい学校が始まって、部活動やテスト勉強と、最初から忙しそうです。お友達もできて、お休みには朝から出かけていきます。

【このダイニングからの眺めも家族みんなのお気に入りポイント。ご主人の淹れるコーヒーを飲みながらのご家族での時間は、見ているこちらも幸せな気持ちになりました。】

地域との関わりや日々の暮らしについてはどうですか?

引っ越してからすぐに二人とも仕事に出るようになったので、地域の方とのかかわりはまだあまりできていません。これから納涼祭などもあるみたいなので、今後の地域の皆さんとの交流が楽しみです。

仕事帰りに飲んで帰ることもなくなり、家族での外食も減ったので、家で食事をすることがほとんどです。

物価は思ったよりも安くない印象です。お野菜はご近所さんから新鮮なとれたて野菜がもらえることも多く、助かっています。村の春レタスはほんとうに美味しくてびっくり!

この先、まだ経験したことのない冬が来るのはちょっと心配でもあります。

これから、やってみたいことはありますか?

草木染め、金継ぎ、蕎麦打ちに挑戦してみたいです!
そのためにも、いろんな方との新しい出会いを求めて、もっと行動していこうと思っています。

さいごに、移住を考えている方へのひと言、お願いします!

まずは、その土地に足を運んで、お店の方や出会った方々と話して、質問をする。ホームページや移住パンフレットなどの記載情報だけではわからないことも多いので。また、自分の重視する事や気になる事は、1人の人だけでなく、何人かの人に同じ質問をするといいと思います。人の価値観や見方も人それぞれなので。

あとは、優先順位を決めて、準備を進めていく。仕事・住まい・アクセス・歴史・子どもの学校など…自分たちの譲れないモノの順位をつけると、進めやすかったです。

山森さんのお気に入りの景色を教えてもらいました。

1.帰路の夕焼け。

一日の疲れが一気に吹き飛びました!

2.春の息吹を感じた、彩の梅と、奥にはリンゴの木。長野にいることを実感。

3.青々と広がるレタス畑。その奥には堂々とそびえる北アルプスの稜線が。

次にバトンを渡す人は・・・ゲストハウスかぜのわ の大久保さん!

移住を検討しているときに、ゲストハウスに宿泊させてもらいました。

そのご縁で、3月に移住してきたときも、子どもと同世代のお友達を招いて集まりを開いてくださって。

とても頼もしい移住の先輩ご家族です。

 

【すでに移住者インタビューに掲載済の大久保さんご家族。先のインタビュー記事は、もう8年も前のもの。“今”の大久保さんたちの暮らしについて、お話を聞きに行ってきます!】

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政課 企画・DX推進係(移住担当)

〒390-1188

長野県東筑摩郡朝日村大字古見1555-1

電話:0263-99-4107 ファックス:0263-99-2745

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