移住者インタビュー01

更新日:2025年04月15日

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あるがままの自然の中に見つけた、心豊かな暮らし。

大久保 正晃 さん(41歳)

家族は妻、子ども1人。4月に第2子誕生。地域おこし協力隊員として2年前に朝日村に赴任。天然素材による染織を仕事とするほか、野菜・米づくり、味噌・しょう油づくりを行う。自宅に染め物の店舗兼カフェを開く予定で、村で進めるゲストハウスの経営計画にも参画している。

3人の家族が写った写真。木造の家の中で座りながら、父親や手振りをしながら話しており、母親は父親の右隣で小さな子供を抱きかかえながら話を聞いている。

朝日村に移住を決めたのはなぜですか。

東京で勤めのかたわら夫婦で染織を楽しんでいたのですが、その地の天然素材を使って本格的に染織をやりたいと思ったこと。そして、第1子が生まれること。ならば自分たちで食べるものも自分たちで作りたいと、田舎への移住を考えました。東京は消費のサイクルで生きていますが、僕たちは生産のサイクルを作りたいと思ったんです。

移住候補地は、僕が地域おこし協力隊としてできる仕事から長野県に絞りました。朝日村は県内でも雪が少なく、カフェやゲストハウスもやりたいと思っていたので、友人がたくさんいる東京にも近くアクセスが良いことが決め手になりました。

住宅は今風の家は嫌だったので、役場に探してもらい、運良く築150年の古民家が見つかりました。大工さんに教わりながら自分たちで手を入れ、今も1階部分を染め物などを売る店舗とカフェにしようと改装中です。村から古民家改修補助金が出るのも助かっています。

スローライフを目指されたのですが、実際の暮らしはいかがですか。

僕は地域おこし協力隊の仕事で役場などに出かけるほか、村で採れた草木で染織したり、米、野菜、味噌、しょう油づくりもしています。妻は、今は子育て中心の生活で、自然豊かな家の周りや子育て支援センター(わくわく館)で娘を遊ばせています。

朝日村は身近に豊かな自然があり、とても静か。星空もすごくきれいです。村では人との距離が近く、私たちのことも何かと気にかけてくれるので助かっています。ここにはストレスが少なく、とてもリラックスした穏やかな暮らしがあると実感しています。

でも、実は生活はすごく忙しいんです(笑)。面倒くさいことを面倒くさがらずにやる、というのが僕らのコンセプトですから。そのひとつひとつに発見があり喜びがある。得られるものはとても大きいですよ。

朝日村での子育てについてどう感じていますか。

3歳児からの保育料は無料、医療費は高校生まで無料と、子育て支援が充実しています。娘は朝日村で生まれましたが、わが家の大家さんが、村で生まれた“村の子”のためだからと古民家の改装も任せてくれました。都会のように子どもが騒ぐと苦情がくるなんてこともなく、子どもたちは本当にのびのびと育っています。村全体で子どもたちを気にかけ、子育てを支援してくれている感じがして、とても良い環境ですね。

移住を考えている人にアドバスをお願いします。

移住はまったく知らない土地に飛び込んでいくので、すごく勇気がいります。でも、飛び込んでしまえば絶対に何とかなる。“いつか”田舎ぐらしをしたいと思っているなら、“今”行動するのがベストです。やってみれば楽しいことばかりですよ。

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